1. WordPress

  • シェア: 43.3%(全サイト)、65.1%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: 世界で最も普及しているオープンソースのCMSで、ブログから企業サイト、ECサイトまで幅広く対応しています。豊富なプラグインやテーマを通じて、初心者からプロフェッショナルまで、あらゆるユーザーに対応可能です。セキュリティやSEO対策のプラグインも充実しており、柔軟なカスタマイズが可能です。
  • 主な使用例: コーポレートサイト、個人ブログ、ECサイト
  • 公式サイト: WordPress

2. Shopify

  • シェア: 4.4%(全サイト)、6.7%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: Shopifyは主にECサイトの構築に特化しており、テンプレートやアプリケーションを使って簡単にオンラインストアを作成・管理できます。プラットフォーム内での決済、在庫管理、マーケティング機能が強力で、特に小規模から中規模のオンラインビジネスに向いています。サブスクリプションモデルで提供されており、コード知識がなくても本格的なECサイトを作成できるのが魅力です。
  • 主な使用例: 小売業者、スタートアップのオンラインストア
  • 公式サイト: Shopify

3. Wix

  • シェア: 2.0%(全サイト)、3.0%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: Wixは、直感的なドラッグ&ドロップ操作により、ウェブデザイン初心者でも簡単に美しいサイトを構築できるツールです。豊富なデザインテンプレートを提供し、ユーザーは個々のニーズに合わせたデザイン調整が可能です。特に、個人事業主やアーティストのポートフォリオ、スモールビジネスのサイトとして人気があります。
  • 主な使用例: 個人のポートフォリオ、クリエイター向けサイト、小規模ビジネス
  • 公式サイト: Wix

4. Squarespace

  • シェア: 1.8%(全サイト)、2.7%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: 高品質のデザインテンプレートと、洗練されたレイアウトの提供により、特にビジュアル表現を重視するユーザーに人気があります。ポートフォリオサイト、ブログ、アーティスト向けのサイトを構築するのに適しており、SEOツールやEC機能も備えています。デザインの自由度は高いですが、機能面では他のCMSに比べてやや制限がある場合もあります。
  • 主な使用例: クリエイティブ業界のポートフォリオサイト、EC機能付き小規模ビジネスサイト
  • 公式サイト: Squarespace

5. Joomla

  • シェア: 1.7%(全サイト)、2.5%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: Joomlaはオープンソースで、多機能かつ柔軟性が高いため、開発者や技術者に支持されています。ユーザー権限管理や多言語対応が容易で、コミュニティによるサポートも充実しています。コーポレートサイトや学術機関のサイト、大規模なポータルサイトなどに使用されることが多いです。
  • 主な使用例: コーポレートサイト、大規模ポータルサイト
  • 公式サイト: Joomla

6. Drupal

  • シェア: 1.3%(全サイト)、2.0%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: Drupalは、セキュリティや柔軟性に優れたオープンソースCMSで、企業や政府機関、大学などの大規模サイトで使用されることが多いです。モジュールと呼ばれる拡張機能を活用することで、複雑な機能を持たせることができ、専門的な開発者にとっては非常にパワフルなプラットフォームです。
  • 主な使用例: 政府機関のウェブサイト、大規模企業のウェブサイト
  • 公式サイト: Drupal

7. Adobe Experience Manager(Adobe Systems)

  • シェア: 1.0%(全サイト)、1.5%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: Adobe Experience Managerは、企業向けの高機能なCMSであり、マーケティングとコンテンツ管理を統合したソリューションを提供しています。デジタルエクスペリエンスを強化するツールが揃っており、特に大企業のブランド戦略に適しています。高度なデザインツールとの連携も可能です。
  • 主な使用例: 大規模企業のコーポレートサイト、マーケティングサイト
  • 公式サイト: Adobe Experience Manager

8. Google Sites

  • シェア: 1.0%(全サイト)、1.5%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: 主にBloggerやGoogle Sitesを通じて、簡単なウェブサイトを作成するツールを提供しています。個人向けの無料ブログサービスや簡易サイト作成ツールとして利用されており、シンプルな機能とGoogleサービスとの連携が特徴です。
  • 主な使用例: 個人ブログ、教育機関向けの情報サイト
  • 公式サイト: Google Sites

9. Bitrix

  • シェア: 0.9%(全サイト)、1.3%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: ロシアで広く使用されている企業向けのCMSで、ポータルサイトやECサイトに対応する多機能プラットフォームです。プロジェクト管理、CRM、コミュニケーションツールなども統合されており、特に大規模企業のイントラネットやポータルサイトとしての利用が多いです。
  • 主な使用例: 大規模企業の社内ポータル、ECサイト
  • 公式サイト: Bitrix

10. OpenCart

  • シェア: 0.6%(全サイト)、0.9%(CMSを使用しているサイト)
  • 特徴: オープンソースのECサイト向けCMSであり、軽量でシンプルな管理画面を備えています。多言語対応や通貨設定、プラグインの拡張機能が豊富で、特に中小規模のECサイト構築に適しています。無料のテンプレートや有料プラグインを利用することで、柔軟にカスタマイズ可能です。
  • 主な使用例: 小規模ECサイト、ネットショップ
  • 公式サイト: OpenCart

CMSの選択ポイント

  1. 目的: ブログや情報発信を中心とするサイトにはWordPressが最適です。ECサイトを構築する場合はShopifyやOpenCart、デザイン性を重視するならWixやSquarespaceを検討してください。
  2. 規模: 大規模サイトやセキュリティを重視する場合は、DrupalやJoomlaが適しています。
  3. 予算と技術力: 高度な機能とサポートを求める企業向けには、Adobe Experience ManagerやBitrixを選択する価値があります。初心者向けには、WixやGoogle Sitesがおすすめです。

CMSの選択は、サイトの目的や使用する人の技術レベルに応じて最適なプラットフォームを選び、将来的な拡張性や運用コストも考慮して選定することが重要です。